米大リーグから5年ぶりのソフトバンク復帰となる和田毅投手(34)が14日、福岡市内のホテルで入団会見を行った。

 工藤監督同席のもと、かつてと同じ背番号21のユニホームを身にまとった左腕は「FA宣言をしたときも、日本に帰ってくるときはホークスに戻ってくれと言ってもらって送り出してもらった。日本に帰るならホークスと決めていました」と言い切った。

 来季に向けては「2011年のようにチームの柱となって活躍することもそうですし、若手の(手本となる)投手像となれるように、けがなく1年間頑張りたいと思います」と話した。

 和田は02年秋のドラフトの自由獲得枠で、早大からダイエー(当時)に入団。1年目の03年に14勝を挙げて新人王に輝き、そこから5年連続で2桁勝利をマークした。

 10年には17勝で最多勝とMVPを獲得。2011年に16勝5敗、防御率1・51の好成績でチームをリーグ連覇に導き、その年のオフに海外FA権を行使してオリオールズに移籍した。

 米球界挑戦後は故障に泣かされたが、14年にはカブスで4勝を挙げた。今季は1勝1敗。メジャー通算は21試合に登板して5勝5敗だった。