ソフトバンクの摂津正投手(33)が9日、ヤフオクドームで会見し、今季取得した国内FA権を行使せずに残留することを発表した。

 新たに3年契約を結び「プロをスタートさせたチームだし、福岡という街が好きだし、球団から高い評価をしてもらった」と決断の理由を語る一方、「(他球団の評価を聞いてみたい気持ちで)揺れた時期もあった」という。

 しかし、最終的に福岡愛、ホークス愛が勝り「ずっとこのチームでやっていきたい。今までの集大成と思ってV3を目指したい」と生涯ソフトバンクを宣言した。

 4年連続で開幕投手を務めた今季、5年連続2桁勝利となる10勝(7敗)をマーク。2012年には沢村賞も獲得している。

 今季は6月に不振のため二軍で再調整となったが、終盤にかけて安定感を取り戻し日本シリーズでは第4戦に先発して好投。チームの日本一に貢献した。