ソフトバンクが29日、ヤクルトとの日本シリーズを4勝1敗で制し日本一連覇を達成した。

 4試合連続で応援に駆けつけたソフトバンクの孫正義オーナー(58)は、優勝を見届け大喜び。胴上げ後には「真の世界一決定戦」実現に向けて挑戦状を叩きつける計画を明かした。

 ヤクルトの逆襲を許さなかったチームを「選手、監督が本当によくやってくれた。内川の欠場でチームが一丸となった」とたたえた。圧倒的な戦力で他球団の追随を許さなかっただけに「メジャーにそのまま行っても勝てるのでは」という質問が出るとすかさず反応。

「私は『なぜアメリカの王者がワールドチャンピオンと言われるのか』と思っていたんです。ウチのスプリント(ネクステル・コーポレーション=2013年子会社化)の本社があるカンザスのロイヤルズが今、ワールドシリーズを戦っている。『ロイヤルズがワールドチャンピオンになったらやりたいな』って思ってるんですよ。願わくば『挑戦状を』というふうに思っています」

 常勝軍団となったチームの戦いぶりに満足感を示した総帥の夢は実現するか。