悩めるヤクルトのトリプルスリー男・山田哲人内野手(23)に元敵将から金言アドバイスが送られた。

 日本シリーズ第2戦(25日)でようやくシリーズ初安打、初盗塁を決めた山田。それでも本来の調子とは程遠い内容でヤクルト2連敗の原因となっている。26日、福岡空港で第2戦のテレビ解説を務めた中畑清前監督(61)が空港ロビーで「哲人、ちょっと」と山田を呼び止めた。身ぶり手ぶりを交えたアドバイスをもらった山田は神妙な表情。中畑前監督は「左中間方向に引っ張った方がいいと話した。右に合わせているようでは打撃の良さが出ない。山田が打たないとヤクルトの怖さはない」と説明した。

 今季DeNA戦で山田は4割4厘、8本塁打と打ちまくっていた。山田の怖さをもっとも良く知るだけに中畑前監督も黙っていられなかったようだ。