セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦は11日、東京ドームで行われ、3位・阪神が2位・巨人に4―2と雪辱し、対戦成績を1勝1敗の五分とした。

 前日(10日)の第1戦では、延長10回に押し出しサヨナラ負けを喫した阪神。そんな悪夢を振り払うように、豪快な一発攻勢で初回に先制パンチを浴びせた。

 二死二塁から主砲・ゴメスが左中間席へ本塁打を放つと、続くマートンは左翼席へ。助っ人の2者連続弾で3点を挙げた。

 3―1の4回には一死一、二塁から、バント処理を焦った巨人・菅野の三塁への悪送球の間に、二塁走者が生還。貴重な追加点を挙げた。

 先発メッセンジャーは7回2失点としっかりゲームメーク。8回を高宮と安藤でしのぐと、9回は福原につないで逃げ切った。

 この日が26歳の誕生日だった巨人の先発・菅野は、4回6安打4失点と乱調。打線も相変わらずつながりを欠いた。