退団和田監督に虎ナイン「アドバイス欲しい」と残留コール

2015年10月04日 10時00分

歓喜のヤクルトナインを横目に引き揚げる和田監督

 阪神は2日のヤクルト戦に敗れ、2位が完全消滅。4位・広島には0・5ゲーム差で、クライマックスシリーズ進出にも黄色信号が点滅した。ヤクルトのV歓喜を横目に球場を後にした和田豊監督(53)は「執念がもうひとつだな。その差なんだよな」とポツリ。さらに「(ヤクルトは)若い生え抜きが中心になって打線の切れ目がない。若い選手がレギュラーを張っているのが強みだ」と優勝した敵軍を褒めたたえた。


 すでに今季限りでの退任が決定。フロントは後任としてOBの金本氏の招聘に躍起で、早くも過去の人になり始めている和田監督だが、ナインや関係者からは「(肩書を変えて)何とかチームに残留してほしい」との声が出ている。


「監督は、ずっと自分たちを見ているから打撃の細かい修正点などをすべて把握している。監督になってから機会は減ったけど、ひと言くれるアドバイスが復調のきっかけになったりした選手は多いから」(ある選手)という。


 和田監督は2001年に選手兼任で打撃コーチに就任して以来、虎で指導者を続けてきた。今季も不調のマートンと面談して復調させるなどその力が発揮される場面は多々あっただけに「(球団本部付育成&打撃コーディネーターの)掛布さんみたいに、和田監督にも何か役職をつけて今後もチームに関わってもらった方がいい。選手がいつでもアドバイスをもらえるようにね」(球団関係者)と言われているわけだ。


 ナインらからの熱い残留コール。他球団からも「打撃指導力は極めて有能。阪神を出れば1、2年を空けて接触する球団が出てくる」(パ球団幹部)と評価されている和田監督だが、どうなるか。