ヤクルトV足踏み…不振バレンティン“宮崎送還”

2015年09月30日 16時00分

肩を落として満員の球場から引き揚げるバレンティン

 ヤクルトは29日の広島戦(神宮)に2―4で敗れ、マジック1のままで優勝は10月1日の阪神戦(神宮)以降に持ち越しとなった。真中満監督(44)は「(選手に)硬さはない。また新たな気持ちでやりたい」と切り替えたが、心配なのが4タコで大ブレーキとなったウラディミール・バレンティン外野手(31)。不振の助っ人には“宮崎行き”の厳命が下された。

 

 左太モモ手術から復帰し一軍に上がった直後の巨人2連戦(18、19日)こそ8打数5安打1本塁打と絶好調だったが、その後はこの日も含めて9試合で23打数1安打と“プチスランプ”状態だ。

 

 当初、真中監督は「相手投手を威圧できる」とバレンティン効果を期待していたが、絶好球を何度も空振りする姿に「調子が上がっていない」と方針転換。チーム関係者は「バレンティンはフェニックス・リーグに出場させ、CSファイナルへ向け調整させる」と優勝を前提に、10月5日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」の出場を決めたという。

 

 コーチの一人は「試合中、全力疾走を見せるなどやる気はあるようだけど、向こうでまったく練習をしてきていない」とリハビリ中の明らかな調整不足を指摘。「チームの優勝に貢献したい」と殊勝に語っているバレンティン本人も実戦不足を自覚しており、主にファーム選手が出場するフェニックスリーグで試合数をこなし、打撃を改善するという。

 

 14年ぶりの優勝に王手をかけているペナントレースはともかく、ポストシーズンを勝ち上がるには、2013年に日本新記録の60本塁打を放ったバレンティンの一発が欠かせない。南国での打棒復活に期待がかかる。