3位巨人が2ゲーム差で追う首位ヤクルトとの2連戦(神宮)を翌日に控えた17日、ジャイアンツ球場の室内練習場で全体練習を行った。約2時間の練習後、原監督は18日からの7連戦について「我々はこういう状況下の中、どこ(の試合)も大事。いい結果が出たとしても、また違った結果が出たとしても、まだ戦いは続く。そのスタンスというのは全く変わりはない。高い、強い緊張感の中でゲームに臨むというのは一番大事でしょうね」と独特の表現を交えながら、その決意を口にした。

 ただ、作戦上の問題もあるのだろうが、逆転Vに向けた具体策が語られることはなかった。斎藤投手コーチもしかり、18日から一軍復帰予定のヤクルト・バレンティンに関して問われると「ピッチャーは度胸ですよ! 何を言っても、もう行かなきゃダメ。逃げ出したら終わりなんだから」と珍しく強い口調で精神論をぶった。

「ケガ人とか、コンディション的には悪い人はいないし、そういう点では非常にいい状態で明日から迎えられる」とは原監督の弁。気持ちの強さを何とかプラス材料とし、4連覇を果たせるか。