中日・根尾昂投手(22)の来季年俸はどうなるのか。

 2018年にドラフト1位で入団し、内野手登録でスタートしたが、今年3月に外野手登録に変更。すると6月に投手登録となり、異例となる短期間で2度の登録変更となった。

 高卒4年目の今季はここまで野手で46試合に出場し、39打数8安打で打率2割5厘、0本塁打、4打点。投手としては中継ぎで22試合に登板して1ホールド、防御率3・52の成績をマークしている。

 気になるのは今季年俸1300万円の根尾がどうなるかだ。球団OBは「どう考えても上がらないとおかしいでしょ。シーズン途中に野手から投手に転向するなんて前代未聞なことをこなしながら、一軍にほぼ居続けて頑張っているんだから。年俸2000万円の大台は最低でも乗せてあげないと。集客力やグッズの売り上げなどもあるし、倍増にしてあげてもおかしくない」と力説する。

 似たケースでは、2019年に高卒3年目の藤嶋が中継ぎで32試合に登板し、0勝2敗、14ホールド、防御率2・48の成績で800万円アップの年俸2000万円となった例がある。

 それでも別のOBは「正直、現状維持でいいのでは。今年はあちこち、たらい回しにされてかわいそうなところもあるけど、成績からすれば、アップさせるほどでもダウンさせるほどでもないように感じる」と指摘する。

 さらに球団関係者は「もしかしたらダウンもあるかもしれない。本来の実力なら二軍で調整させるところをあえて、一軍に置いているところもあるし、野手、投手ともそこまでの成績を残しているわけではないので」との意見もある。

 果たして根尾の年俸はアップか現状維持か、はたまたダウンなのか…。年俸の行方が注目されている。

=金額は推定=