巨人の中田翔内野手(33)が11日の中日戦(バンテリン)で「4番・一塁」で先発メンバーに名を連ね、球団としては第91代4番就任となった。

 前日の試合では1―1の9回に値千金の勝ち越しソロを放ち勝利に大きく貢献。「打った瞬間、本当に『切れないでくれ』というのだけを願って打球を見てましたけど。いい結果になってくれてよかったなと思います」と、会心の一撃に喜びをかみしめていた。

 一方、ここまで4番を任されていた岡本和は好機での凡退を含む4打数無安打と沈黙。9日の同カードまで6試合連続安打と徐々に復調気配を見せていたものの、原監督は10日の試合後に「4番だね、問題はね、やっぱりね。乗り切れないね」と首をかしげていた。

 この日の試合では6番にまで打順を降格した岡本和。遂に指揮官が打線の核となる部分にメスを入れた形となったが、果たしてこの手術がどのような結果となるか――。