巨人の桑田真澄投手チーフコーチ(54)が3日の阪神戦(東京ドーム)後、新型コロナウイルス感染以降、いまだ一軍復帰ができていない大勢投手(23)と平内龍太投手(24)の復帰時期について語った。

 勝ちパターンを担う若き2人の救援投手は、隔離療養明け以降も練習には参加しながら登録されなかった。状態が心配されていたが、桑田コーチは「コロナに感染した12球団の救援投手、先発投手の復帰日数はある程度統計を取ってます。それを参考にしながら最速で復帰してもらいたいなと思っています」と、データをもとに見通しを立てていると明言。

 一方で「あわててケガをして後のシーズンを棒に振るのを避けたいので、最速を目指しながらもしっかりステップを踏んでいくというのを考えています。あと一度ブルペンに入ってから復帰の日程を確定させたいと思います」と万全を期す方針だ。

 この日の試合では新助っ人のクロールが1―2の9回から2番手で登板し、来日2度目の登板を1回無失点に抑えたが、守護神不在の中での台所事情はかなり厳しい。チームとしては、頼れる救援陣の復帰が待ち遠しいところだ。