
阪神が2日の巨人戦(東京ドーム)に6―3で勝利。貯金を今季最多タイの2に戻した。先発の青柳は6回を4安打3失点(自責は1)に抑え、ハーラートップの12勝目をマークした。
〝村神後遺症〟をチーム全体で何とか断ち切った。前カードのヤクルト戦(7月31日、甲子園)では阪神自慢の救援陣がヤクルト・村上ひとりに、3本塁打4打点を献上し、悔しすぎる2―4の逆転負け。ダメージの大きい黒星で、連勝を5で止めてしまったばかりだった。
この日は新型コロナ集団感染の影響で13日ぶりの一軍公式戦となる〝病み上がり〟の巨人が相手。対する阪神は投手主要タイトルをここまで総ナメ状態にしているエース・青柳が先発登板するとあって、チームとしては何としても勝ち切らなくてはいけない試合だった。
それでも4回に2失策がからんで逆転を許し、嫌なムードが漂ったが、どうにか6回の佐藤輝の同点適時打、7回の代打・北條の決勝犠飛で再逆転に成功。浜地―湯浅―岩崎のパーフェクトリリーフもあり、無事にゲームセットを迎えることができた。
矢野監督も「あの(4回の)ミスで負けたくなかった。選手もそう思ってくれていたと思うし、悪い流れを盛り返すことで逆にムードが上がるような試合にできた」と試合後は安堵の表情。9回に貴重なダメ押し点となる2点適時打をマークした梅野も「後ろは振り返っても仕方ない。どういう形であれ勝たないといけない。(日曜の試合は)嫌な負け方だったけど一日空いたわけだから。起こったことをどうこう言うより、とにかく前を向いた結果が勝利につながった」と胸を張った。
首位とのゲーム差は10のまま。巨人をたたいて、再び連勝街道につなげて行きたいところだ。
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