【中日】〝天敵〟ヤクルト・村上対策は「コソコソ逃げ回る方がまずい」 OBが真っ向勝負を推す根拠

2022年08月03日 05時15分

中日・立浪監督(左)とヤクルト・村上(東スポWeb)
中日・立浪監督(左)とヤクルト・村上(東スポWeb)

 中日がまたも〝天敵〟にボコボコにされた。2日のヤクルト戦(神宮)は村上に4打数3安打2本塁打3打点と打ち込まれて0―5の完敗。「(村上が)当たっていることはわかっているし、当然対策は練って、意識はしてやってはいるんですけどね。結局打たれているところは最終的に甘いところ。追い込んでからの勝負球ですよね。(先発の)柳あたりだとヒットはOKでも、長打は防がないといけない」と立浪監督も渋い表情だ。

 村上には今季、打率3割8分、9本塁打、18打点と打たれまくっている。どうしたら天敵を止めることができるのか? 中日OB(捕手)で全盛期の王貞治氏と何度も対戦経験のある金山仙吉元バッテリーコーチ(70)は「〝ここに投げたら打たれる〟と考えるのではなく、キレのあるボールを投げることを意識して、どんどん勝負していく。ボールに力があれば、簡単には打たれないもんだよ」とあえて〝真っ向勝負〟を推奨する。「攻めた結果、打たれるのは仕方ない」という意識で村上にぶつかっていくべきだというのだ。

 金山氏にはホームランを打ちまくっていたころの王氏との対戦で、忘れられない思い出があるという。「日付は覚えてないけどナゴヤ球場の巨人戦で1点リードの9回一死一塁の場面。打席に絶好調の王さんで、マウンドには抑えの(鈴木)孝政。あの日の孝政のボールはキレキレで〝王さんでも打てない〟と、どんどん内角に投げさせていたら〝局面を考えろ!〟と近藤貞雄ヘッドコーチに怒られて、王さんの打席の途中でベンチに下げられたんだ」。

 40年以上前の話だが金山氏は「交代を告げられて頭に来たから、ベンチ裏に引っ込んで試合も見なかったけど、孝政のボールがキレていたから、絶対に打たれないと思った。真っ向勝負で正解だと思っている」と今でも信念を曲げていない。

「コソコソ逃げ回る方がまずい。何より大事なのはボールのキレ」というのが金山氏の考え。立浪監督も3日に先発する笠原について「逃げて逃げて四球が絡んで長打というのが一番大量失点になる。攻める投球をしてもらいたいと思います」と期待しているが、果たして…。

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