【巨人】基準なき〝コロナ休み〟にライバル球団から不満と同情 NPBにルール制定求める選手も

2022年08月03日 05時15分

巨人は約2週間ぶりの実戦を勝利で飾れなかった(東スポWeb)
巨人は約2週間ぶりの実戦を勝利で飾れなかった(東スポWeb)

 巨人が2日の阪神戦(東京ドーム)に3―6で敗戦し、今季ワーストの借金6。7月20日のヤクルト戦(神宮)以来、約2週間ぶりとなった実戦で勝利を飾ることはできなかった。チームは新型コロナウイルス感染による選手の大量離脱で編成が不可能となったために、ここまで6試合が中止。他球団より1カード遅れながらもなんとか後半戦を再開できたものの、クラスター下での試合開催の基準をめぐっては世間で大きな物議をかもした。ライバル球団の当事者たちからは、NPBに対する不満の声も漏れていた…。

 やはり実戦離れが響いたか。丸こそマルチ安打を放ったものの、チームはわずか4安打。4番から8番までの岡本和、ポランコ、ウィーラー、北村、小林は全員無安打で出塁すらできず、得点も4回の相手の守備の乱れを除けばわずか1点に終わった。元木ヘッドも「生きたボールを打っていないから、やっぱり振れてない」と話した。

 原監督も「今のところはもうベストの選手たちで、ベストを尽くすということですね。戦力が『100』という数字があるんであるなら、毎日『100』なんだというつもりで戦っていくというところですね」と前を向くほかなかった。

 一方で、選手の大量離脱により中止となった中日戦、DeNA戦の6試合を巡っては、今なお物議をかもしている。巨人は、稼働できる支配下の内野手が最大でも3人しかいなかったことなどから「編成が困難である」とNPBに報告し、対戦球団との申し合わせの上で中止が決定されたが、ファンの間では「巨人だけなぜ中止になるのか」「休養期間を与えてずるいのではないか」と、異を唱える声も多い。

 では実際、当事者たちはどう思っているのか。ライバル球団のある選手は、NPB側へのある要望を挙げた。

「そもそも、最初から明確に『各ポジションで規定の人数を下回ったら試合は中止』などと基準を作っておけば良かったんですよ。現状だと、結果論として中止にするなら陽性者の数が多く出たもん勝ちみたいになってるところはあるじゃないですか」

 実際、現時点で試合の中止に関する明確な数字や基準は設定されておらず、大規模感染の巨人と他球団とでは線引きがあいまいとなっているのが現状だ。

 前出選手は批判の的にされることもあった巨人側の選手の心情も察し「巨人はもともとアンチも多いから今回みたいに批判されやすいんでしょうけど、そりゃあ自分だって、もしコロナになったらある程度のコンディション調整をしてから試合に臨みたいですよ。それなのに外野から文句を言われてるんじゃ、さすがにかわいそうじゃないですか? 自分たちのチームだって明日はわが身ですから、これを機にNPBには早急にしっかりとしたルールを作ってもらいたいですよ」と訴えた。

 まだまだコロナ禍の先は見えない。NPBには今一度、新たな基準構築が求められるタイミングなのかもしれない。

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