【西武】球宴から“劇場”継続 山川穂高の快進撃を支える「考える能力」

2022年07月30日 06時15分

4回、勝ち越し3ランをはなつ西武・山川(東スポWeb)
4回、勝ち越し3ランをはなつ西武・山川(東スポWeb)

 西武・山川穂高内野手(30)が29日の首位攻防ソフトバンク戦(ペイペイ)で先制打、リーグ最速となる勝ち越しの30号3ランなど相手エース・千賀を3安打4打点と打ち砕いて5―2の勝利に貢献。チームは18日以来の首位に返り咲いた。

 まさに球宴から続く〝山川劇場〟だった。

 つい3日前の26日、球宴初戦が行われた同じペイペイドームで「(球宴は)休み、休憩です。普段この雰囲気の中でなかなかやることがないので、いろいろな選手とおしゃべりをいっぱいしたい。野球はほどほどに、野球以外のところで目立てるように頑張ります」と話していた山川は持参したフリップ用画用紙、ペン、ピコピコハンマーを駆使して全パ連勝の雰囲気作りに大貢献。もちろん、バットでも全セ先発の青柳(阪神)からドデカい一発を左翼スタンドに突き刺して敢闘選手賞(賞金100万円)をゲットするなど硬軟織り交ぜた献身ぶりを発揮していた。

 公式戦に戻ったこの日は、その〝お遊び〟の部分は完全消去。本業の野球に100%集中し、NPBを代表する右腕・千賀を完全攻略してみせた。

 常々、山川は「能力だけでは上には行けない。しっかり体を作って、正しい打ち方を身につけて、技術だけでなく人間的な部分、自分で考える能力を身につけなければトップには行けない」を信条とし、沖縄での少年野球時代からプロを目指してきた。

 今何が求められていて、どうすれば周りの人が喜び、自分自身が輝けるのか。それをもう何十年も考え続け、実行することが日常となっているから時にバカにもなれるし、本気にもなれる。

 この「考える能力」こそ山川が、トップになるために磨いてきた一番の武器といえる。

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