オールスターで全セの指揮官を務めたヤクルトの高津臣吾監督(53)が、27日の第2戦(松山)で対戦した佐々木朗希(ロッテ)について語った。

 高津監督は「目ではもう追いつかないほどのスピードになってきてるのかな。これがまだ成長過程って考えると恐ろしいね」と実際に目の当たりにした剛速球にびっくりしたという。それでも「みんな速いとは言ってたけど、それを打ってるっていうところはすごいなと思いました」と安打を放ったウォーカーや山田、村上を褒めたたえた。

 さらに「こうやって進化していって各選手が成長していって、どんどん高いレベルでおもしろい野球が見せなきゃいけないのがプロ野球」と語ると「どんどんそういう選手が出てきてほしいなと思います」と胸を躍らせた。

 29日から甲子園で2位・阪神と3連戦が待ち受けるヤクルト。球宴から公式戦の切り替えについて指揮官は「大阪に入って、徐々に切り替わるんじゃないですか。これからが本当に大変な時期を迎えてくるわけで。どう乗り切るか、しっかり切り替えて次のことを考えて頑張りたい」と気を引き締めた。