【ソフトバンク】満身創いの柳田悠岐が2発 コロナ禍にめげなかった母校・広商から刺激

2022年07月25日 05時15分

4回、苦手の田嶋から価値ある12号を放った柳田(東スポWeb)
4回、苦手の田嶋から価値ある12号を放った柳田(東スポWeb)

 敗れはしたが、希望となる打棒復活だ。ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手(33)が24日のオリックス戦(京セラ)で、今季初となる1試合2本塁打を含む4打数4安打の大暴れ。首脳陣が「満身創い」と懸念する状態ながら、シーズン87試合目で初の猛打賞をマークするなど最高の形で前半戦を締めくくった。

 4回と5回に放った逆方向へのアーチは、いずれも敵地を震かんさせた。チームが大の苦手としている左腕・田嶋から打った価値ある2発。この日の4安打で、打率を2割7分6厘とした。過去2度の首位打者に輝いた巧打者が本領を発揮するのはこれからだ。

 高校野球シーズン真っ盛り。自然と野球人の初心に立ち返る季節でもある。自身の広島商での高校時代を「あの過酷な3年間で心がたくましくなった」と述懐する柳田も、母校の戦いを気にしている。

 とりわけ今年のチームは思い入れの強い世代だという。今春のセンバツ大会、新型コロナ禍が広島商を直撃。初戦を突破しながら出場辞退を余儀なくされた。無念の思いを経て、夏の甲子園出場を目指す後輩たちは、24日の広島大会で強豪・崇徳を下して4強入り。ナインは「いつも気にかけてくださる柳田先輩に恩返ししたい」と大会に臨んでいる。

 打たれ強く、我慢強い「広商精神」を引き継ぐ後輩に、柳田もまた刺激をもらっている。

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