中日は18日のDeNA戦(バンテリン)に1―2と接戦を落とし、2連敗。これでDeNAには今季1勝9敗1分けと完全にカモにされている。先発・高橋宏は自己最多の12三振を奪うなど7回3安打2失点と好投したが、打線は初回無死満塁でビシエドの犠飛による1得点のみと、右腕を見殺しにした。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――高橋宏は自己最多の12奪三振と持ち味を発揮

 立浪監督 投げるたびにいろんな成長を感じるが、いろんな課題も出る。いずれにしても今は点が取れない。逆転していれば、前向きな反省になるが、そこであの一発(佐野の2ラン)が、となってしまう。打つ方はいろいろオーダー的に苦しいところはあるが、今日は初回の無死満塁で結果1点に終わっているので。内野が下がっていたのでもう1点取れるような…。あそこでゴロでも打つような意識を持ってくれればというところだった。

 ――高橋宏は7回まで自己最多となる112球を投げた

 立浪監督 7回も決して球威も落ちなかった。むしろ良くなってきた。もちろん1点負けてるときの投球と、1点勝っていて7回行くのとはまた違うと思うが、一つ一つ何か課題と並行して良いところもやっていってくれればいい。

 ――7回も153キロを計測

 立浪監督 今までもそうだが、6回とかで急に球威が落ちることはあまりない。初めのころはフォークが終盤100球ぐらいで浮いてきていたが、今日はその辺は良かった。

 ――佐野に一発を浴びたのは初球の内角直球だった

 立浪監督 インコース高めのボール要求だった。それはキャッチャーが来ると思って出しているが、あのケースは打者は強く引っ張りたい球を待つので。その辺の初球の入り方はバッテリーも含めて現に本塁打も打たれているわけなんで反省しないといけない。

 ――3番の後藤はどこに期待

 立浪監督 意外と小力(こぢから)もある。昨日(17日)1本打って、オーダーは日に日に工夫してやっているんですけどね。誰をクリーンアップに持っていくかというところで、なかなか機能していないが、現状のメンバーで何とか。今日も初回はチャンスを作っているわけなんで。今日は結果的に1点で終わった。

 ――5回も岡林が二死から安打で出たが、後藤が初球から打っていって中飛

 立浪監督 あそこはディレードスチールをしたんですよね。打者はもちろん初球から打てばいいが、あの辺の状況も走ってからでもいいと思うし、打つならやっぱりヒットを打ってほしい。