中日・山本昌投手が9日、ヤクルト戦(ナゴヤドーム)に今季初先発したが、1回3分の0、1安打1失点で降板した。

 8月11日に50歳になる山本昌は初回、先頭打者を3球三振に仕留めるも、四球、安打、さらには暴投で一死二、三塁のピンチを招き、畠山に犠飛を許した。

 この日の登板で自身が持つプロ野球の最年長登板記録を更新。勝利投手になれば、ジェイミー・モイヤー(ロッキーズなど)が持つ49歳180日の米大リーグ記録を抜き“世界記録”となるはずだった。

 しかし、2回、先頭の大引にカウント3―0となったところで、何らかのアクシデントに見舞われたようで、治療のためベンチへ。左手人さし指を突き指し、投球を続行することが困難となり、そのままマウンドに戻ることなく、山井と交代した。