ソフトバンクの期待の新星・渡辺陸捕手(21)が、5日の楽天戦(弘前)で打って守っての活躍でチームを勝利に導いた。

 コロナ禍で正捕手の甲斐が不在となり、一軍に再昇格。この日が6月11日のヤクルト戦(ペイペイ)以来となる出場だった。

 持ち味の打撃では3号2ランを含む2安打2打点の大活躍。ここまで12試合で打率3割3分3厘、3本塁打、8打点。守っても6勝目を挙げた大関を好リードした。

 藤本監督も則本からの一発に「自信になるんじゃないか。思い切りもあるしね」とニッコリ。

 その上で「あとは捕手のリード面。(7回の)森が投げたところで間がね。森の(サインに)うなずくのが遅いもんね。最後まで行かそうと思ったんだけど、森が投げた瞬間に大関と違うテンポになったので、それだったら海野のほうがいいと思って(8回から)代えました。9回まで行けるように、これから勉強すればいいんじゃないか」と、さらなる期待を込めた。