【広島】ライバル球団が秋山翔吾を即戦力と警戒する理由「真剣勝負への飢えがプラスに働く」

2022年07月04日 05時15分

秋山翔吾にブランクの不安はない(東スポWeb)
秋山翔吾にブランクの不安はない(東スポWeb)

 その姿はライバルの警戒を増幅させた。広島に加入した秋山翔吾外野手(34)が3日のウエスタン・中日戦(由宇)に「3番・中堅」で先発出場。3打数無安打で7回の守備から退いたが、早期一軍昇格へ確かなステップを踏んだ。

 左腕・上田と対戦した第1打席は8球目を空振り三振、続く打席は6球目を打って遊ゴロに倒れたが、計14球としっかりボールを見極めた。一転、右腕・石川翔との対戦となった第3打席では初球から3球連続で力強いスイングを入れて最後は左飛。結果はともかく内容のある打撃だった。

 守備では初めて中堅に就き、2つの飛球を難なく処理した。走塁では一塁駆け抜けを首脳陣の親心で「8割程度」にセーブされていたが、全力疾走。本能的にスイッチが入った結果で「本来の姿になってくると思うので、それはそれでよかった」と早期一軍への思いが体現されたシーンだった。

 広島入りを決断してからの1週間を、秋山はこう振り返った。「変化の大きな1週間だった。それぞれの球団に連絡を入れたり、そこから今、試合に出ている展開。延びれば延びるほど打席に立てていたのかも分からない」。〝野球人の飢え〟をのぞかせた。

 そんな秋山に警戒感を強めているのがライバル球団だ。「野球、真剣勝負に飢えているのが分かる。それがプラスに働くはず」(他球団フロント)。由宇での試合を見守った他球団関係者からは「あとは状態を上げるだけ。実戦から離れていたが、時間はかからない」「同じリーグで戦う相手なら本当に手ごわい」との率直な声も漏れた。米国ならメジャー、日本なら一軍こそが真剣勝負の場。ブランクを不安視する声もある中で、ライバルたちには「即戦力」と映ったようだ。

 次戦は5日の二軍・ソフトバンク戦になる予定で疲労度や体の張り具合を確認しながら、さらに状態を上げて一軍首脳陣の判断を待つ秋山。すでに異彩を放っている。

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