また勝てなかった。広島は30日のヤクルト戦(マツダ)で延長12回、2―4で敗れた。先発のアンダーソンは6回1失点の好投を見せたが、打線が相手先発の石川を攻略しきれなかった。これで今年のヤクルト戦は1分けを挟んで9連敗。

 延長に入ってからミスが得点に絡んだ。2―2の延長12回に一軍登録されたばかりの中崎が登板。先頭・塩見の打球を三塁・矢野がファンブル。何とか二死一、二塁に持ち込むも、ルーキーの丸山和に2点適時打を浴びて勝ち越しを許した。

 佐々岡監督はミスが重なったことに「どうにかしようという思いがあったと思う。そういうものが前面に出て、ミスになってしまったのかもしれない」とかばった。そして「こういう展開になってもなかなか勝ち切れないのは選手も悔しいと思っていると思う」と話した。