阪神・近本光司外野手が29日のDeNA戦(横浜)に「3番・中堅」として先発出場し4打数1安打1盗塁。連続試合安打記録を25にまで伸ばし、球団記録4位のランディ・バース(1983年)に並んだ。

 今季途中から3番打者として起用されるようになった背番号5。「勝てばいいかなと思っているので。盗塁のためとか(連続安打)記録のためとかを考えてやっているわけではない。ただ勝つために打ちますし、勝つために走ります」と2―4の敗戦に悔しさを漂わせる。中野―島田と続く俊足の1、2番を最大限に生かすためにも「(塁に出ても自分に)『気を使うな』と言っている」と明かした。

 ここ数試合は中野、島田、近本による足を絡めた攻撃が有機的に機能。矢野監督も近本の状態の良さに手応えを感じつつも「だからこそ(走者を)かえすところよね。(今は)ガマンかなとは思う」とチーム全体で10安打をマークしながら2得点しか挙げられなかった拙攻を悔やんだ。