中日は28日の巨人戦(山形)に2―6で敗れ、6連敗。借金は今季ワーストを更新する「12」となり、これで屋外球場では泥沼の11連敗となった。先発・小笠原は6回3失点と試合をつくったが、1点を追う7回から登板した2番手・清水が大誤算。3者連続四球で坂本に2点適時打を浴び、一死も奪えず降板した。打線も拙攻で、10安打を放ちながら2得点を挙げるので精いっぱいだった。

 以下は立浪和義監督(52)との一問一答。

 ――四球が絡んで失点

 立浪監督 そうですね。こういう地方球場でマウンドが低いしね。投げにくいのは両方一緒なんで。四球もそうだし(巨人は)ホームランバッターがそろっているので、2ボールとか打者有利なカウントにすれば、やっぱり長打を浴びる、打たれる確率も上がるので。技術的なのか精神的なのかは分からないが、そのへんを改善していかないと、なかなかビジターで勝てない勝てないと言われているので。

 ――初回失点後、反撃したいところで好返球したウォーカーのプレーは

 立浪監督 ある程度、ウォーカーのところは回すと決めているので。今日は良いボールが返ってきてアウトになったけど、積極的にやってのアウトはしょうがない。これはベンチでどんどん行かせようとやっているので。

 ――ウォーカーは上達しているのか

 立浪監督 そりゃあ、一時は低いボールしか投げられなかったので。カットマンまでは投げられるように、当然、練習はしていると思う。それも含めて行けるところはどんどん積極的に行くというスタイルは変わらない。

 ――6回にエンドランを仕掛けたが失敗

 立浪監督 この間もそうですけど、2つ外されている。もちろん、これは自分のサインなので自分の責任でもあるし、エンドランを出すタイミングもそうだし、なかなか1ボールで走りにくい。サインも含めてもう1回こっちでしっかり対策を練っていきたい。

 ――ここ8試合で全て先取点を与えている

 立浪監督 そりゃあ、理想は先制点を取った方が勝つ確率が高いわけだから。ただ、今日は京田のホームランで追いついた。やっぱり(巨人は)長打があるチームなので、もちろんリードして進めていきたいんですけどね。1、2点では当然、投手もプレッシャーがかかる。ただ、今の打線の状況でそんなに大量得点は望めないので、まずは先発投手に頑張ってもらって、試合をつくってもらうのが絶対条件になる。

 ――石川昂が手術を決断した

 立浪監督 将来的なことも考えて、また再発してそこから手術というよりも、完全にしっかり治してもらって再起を目指すという判断です。