粘投は報われなかった。オリックスは28日の楽天戦(ほっともっと)で、先発・宮城大弥投手(20)が7回途中を7安打2失点と踏ん張ったが、打線の反撃が及ばず、2―4と敗れた。

 4四球と制球に苦しんだ。打線が則本に沈黙する中、序盤の2失点が重くのしかかった。4敗目を喫した宮城は「自らピンチ招いてしまっている部分も多かったと思います。序盤の連打を許してしまったところもそうですが、もっと踏ん張って投げ切らないといけなかったと思います。7回もピンチで降板してしまい、リリーフの方々に負担をかけてしまって申し訳ない」とうなだれた。

 チームは連敗で借金3。中嶋監督は「(宮城は)まっすぐをとらえられた。頑張ってしのいできたけど、入りがもうちょっと…。向こうの狙い球をこっちがしっかり分かっていたら、また違っていたかもしれない」とバッテリーに苦言を呈した。