阪神・西勇輝投手が28日のDeNA戦(横浜)に先発登板するも6回途中を7安打6失点でKO降板。前回登板の広島戦(21日、マツダ=5回7安打5失点)に続き2戦連続の敗戦投手となってしまった。

 西勇は4勝6敗と黒星が先行。この日の試合前時点で防御率1・99と抜群の安定感を誇りながら、白星を逃すケースが増えている。この日も初回に2点の援護を味方打線から得たが、中盤以降は制球に冴えを欠き、ベイ打線の餌食に…。背番号16は悔しさを押し殺した表情で球場を後にした。

 チームの連勝も3でストップ。試合後、矢野監督は「粘り切れないところが出てしまったかなという気はする。(西勇は)三振をバッタバッタととるタイプじゃないから、(勝負所での)制球や球のキレが大事になってくる。もちろん難しいことではあるけど、経験のある投手だし、その点は修正していくしかない」と右腕を擁護した。