巨人のアダム・ウォーカー外野手(30)が28日の中日戦(山形)でチームの危機を救う好返球を披露した。

 1―1で迎えた4回、二死一、二塁の場面。先発・高橋の2球目を叩いた石橋の打球は左前へ。左翼・ウォーカーは、すぐさま捕球して本塁へ。矢のような送球は大城のミットへノーバウンドで到達、本塁を狙った二走・阿部を見事に刺した。

 鮮やかな〝ウォーカービーム〟に山形のG党も大熱狂。普段からマンツーマン指導で守備難改善に努めていた亀井コーチもベンチで満面の笑みを浮かべていた。

 ウォーカーは2回にも一死一塁から高橋周が放った打球を中継を挟んで処理し一走・A・マルティネスの生還を阻止している。好プレーでチームの危機を2度救った。