同じ失敗は繰り返さない。広島・栗林良吏投手(25)が25日のDeNA戦(横浜)に5―4の9回に登板。先頭・楠本を見逃し三振、続く佐野は二ゴロ、そして4番の牧はわずか3球で空振り三振に仕留め、15セーブ目を挙げた。

 前回登板の23日の阪神戦でセーブに失敗。前日24日はベンチ入りせず休養した。栗林は「阪神3連戦も上位打線にやられているので、先頭(打者)から集中して。先頭からピンチのつもりでというか、ギアを上げていきました」と話した。

 今季は4試合で失点しているものの、それを2回続けたことはない。コイの守護神は「自分の中でもだいぶ意識している。繰り返しちゃいけないことだと思う」ときっぱり。失敗した次の試合ですぐに取り返し、栗林はホッとした表情を見せた。