久しぶりの白星にも表情は厳しいままだった。広島・森下暢仁投手(24)が25日のDeNA戦(横浜)に先発し、7回9安打4失点の粘投。自身の連敗を4で止め、5月21日の中日戦以来、約1か月ぶりの5勝目(5敗)を挙げた。

 それでも森下は「毎回走者も出しましたし、うまくいかずに…。野手に打ってもらって勝った試合なので、次はしっかりと抑えられるようにしたい」と話した。さらに「今日も勝ったけど、内容は変わってないので」とも続けた。

 佐々岡監督は「森下はちょっと悪い内容ではあったけど、同点、逆転を許さないというのはさすがだなと(思う)」とした上で「投手というのは1つ勝ちがつけば、メンタル的にも変わってくるでしょう」と次戦以降に期待を寄せていた。