中日は23日のヤクルト戦(バンテリン)に0―10と大惨敗を喫し、単独最下位に転落。早くも68試合目で自力優勝の可能性が消滅した。先発の岡野が初回に村上に満塁本塁打を浴びて4回途中5失点KOされ、打線も散発6安打無得点と沈黙した。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――先発の岡野だけでなく、山本、谷元、祖父江とリリーフ陣も失点を重ねた

 立浪監督 そりゃあ、(村上に)初回に気持ち良く満塁ホームランを打たれたら乗せてしまう。力のあるバッターですから抑えることは難しいんですけど。昨日、一昨日は比較的に良いふうに攻められていたとは思うが…。

 ――今季は村上にバンテリンで4本塁打も献上

 立浪監督 インサイドをうまく攻めているときは比較的、抑えられている。ただ、ローボールヒッターなので、低めが強い。だいたい長打になっているのは今日も低めですね。フォークボールと。祖父江も真ん中低めぐらいですか。やっぱり対角線でうまく意識させないと。あとはどこに投げるにしても、ある程度、力のあるボールじゃないと。

 ――打線も高梨に完封勝利を献上

 立浪監督 こういう展開で打つのは難しいとは思うが、9回まで投げさせてはいけない。今日は全てが試合の序盤で決まってしまったが、打つ方も1点でも2点でも返せるようなチームを目指してやっているので。本当に今日、来てくれた方に申し訳ない。こういう試合して。無抵抗ですよね。こういう試合がないようにまた明日からしっかりやっていきたい。

 ――自力優勝の可能性が消滅した

 立浪監督 そら、そうなるでしょうね。こんな試合をしたらね。

 ――現段階でのヤクルトとの差は

 立浪監督 昨日もそうだが、仮に安打数があまり変わらなくても、いいところで1本出るのと出ないのでは大きな違いですよね。

 ――チャンスでの心の持ちようが大事

 立浪監督 それもありますし、やっぱりもっともっと技術を上げていかないと。全部、打ちに行くので。狙ってないボールまで振ってしまうのが今のウチのチームの現状なので。それを技術的なところから、しっかりボールを待てるようにしていかないと全部迎えに行くので。そこが大きな差かなと思う。

 ――根尾はベンチ外だった

 立浪監督 連投にならないように。初めは考えて使っていこうかなと思います。