中日・根尾昂投手(22)が22日のヤクルト戦(バンテリン)で8回に5番手として登板。ヤクルト打線をわずか9球で三者凡退に仕留め、背番号「7」にはスタンドの竜党から大きな拍手が送られた。

 3―7で迎えた8回。敗色濃厚で沈んでいたドームの雰囲気が一変した。20日に投手登録となってから初登板となる根尾がマウンドに登場したからだった。

 根尾が先頭の長岡を147キロ速球で二ゴロに仕留めるとスタンドは大歓声。続く代打・川端も139キロスライダーで2ゴロに打ち取るとドームはまたまた大きな拍手に包まれた。さらに塩見を自己最速152キロ速球で空振り三振に斬って取り、これで4試合連続無失点。圧巻の三者凡退投球でスタンドはこの日一番の盛り上がりを見せた。

 根尾は「また次抑えられるようしっかり準備します」とコメント。なお試合は3―7で中日が敗れた。