【村田修一】“丸刈り事件”の真相激白

2012年09月26日 18時00分

歓喜のビールかけ

 巨人が3年ぶり34度目のリーグ制覇を成し遂げた。原監督を8度、胴上げしたナインの中で、誰よりもこの瞬間の喜びをかみしめていたのは村田修一内野手(31)だろう。優勝の喜びを知りたいと横浜(現DeNA)からFA移籍。重圧や数々の悩み、苦しみを乗り越え、1年目にしてその願いをかなえた村田が、本紙に独占手記を寄せ、支えてくれた家族、ファン、同僚たちへの熱い思いや“丸刈り事件”の真相を激白した――。

 

【村田修一独占手記】ジャイアンツに来てよかった

 

 ジャイアンツに来てよかった――。優勝が決まった瞬間、どう喜んでいいかわからなかったけど、心の底からそう思えた。妻の絵美や子供たちの笑顔を見たら、もっとその思いが込み上げてきた。

 家族に間近で僕が胴上げに加わる姿を見てもらうために、ここへ来たわけだからね。そういえば閏哉(長男)は「パパが優勝したら、ハワイに行けるんでしょ?」って言っていたっけ。よかったな。パパも閏には助けられたよ、ありがとう。

 まだCSも日本シリーズもあるから喜んでばかりもいられないけど、シーズンを振り返ってみれば「強かったな」という言葉しか出てこない。人ごとのように聞こえるかもしれないけど、それが素直な気持ちなんだ。

 なんで強いのか。一番違うと感じたのは目つきだったな。「巨人は勝たないといけない」という宿命をみんなが感じているんだ。だから誰に言われるでもなく、自ら動く。その中で自分は何ができるのか、すごく考えるようになった。開幕前に掲げた「3割30本塁打100打点」をクリアできていないことは、もちろん納得していない。でも多少なりとも貢献できたのかなとは思っている。

 試行錯誤の一年だったけど、前半戦の途中からは歴史ある巨人の4番を打たせてもらった。ただ自分では「第76代4番」なんて騒がれても、ピンとこなかった。全部の数字で阿部さんが上にいたし、力で奪い取ったわけではなかったからね。

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