巨人・原辰徳監督(63)が5―3で勝利した19日の中日戦(バンテリン)後、この日の試合で35打席ぶりとなる先制の18号ソロを放った主砲・岡本和真内野手(25)を称賛した。

 連敗中の悪い流れを断ち切った。両チーム無得点の4回一死から、岡本和が相手先発・柳の投じた2球目、144キロの直球をヒッティング。打球は放物線を描いてライトスタンドギリギリに着弾。先制ソロアーチとなった。

 主砲の一発で活気づいた打線は、続く坂本、ポランコ、増田陸も連打で続いて一挙3点を奪い、主導権を掌握。チームの勝利に大きく貢献する一打となった。

 これには原監督も「4番打者が打てばね!」と納得の表情を浮かべて岡本和を称賛。交流戦期間中には助言も送ったようで…。「そうそう。まあ、家族みたいなもんだからさ。話というか、一緒に野球をして遊んだってことよ」と指揮官。肩の力を抜き、二人三脚で野球に取り組んだ結果が、この日の鮮やかアーチにつながったようだ。

 4番が打てばチームにも追い風が吹く。「1試合1試合やることはいつもと変わりません。チームの勝利の為に全力を尽くして頑張るだけです」と意気込む主砲が、ここからチームを連勝街道へと乗せていく。