名手に何が起こっているのか。巨人の坂本勇人内野手(33)が2戦連続となる痛恨の失策だ。

 18日の中日戦(バンテリン)で巨人は先発・アンドリースが初回、打球を足に受け緊急降板のアクシデント。2番手・菊地が2回に2点目を許した直後だった。一死一、二塁で岡林の二ゴロを吉川が処理。二塁上の坂本にトスをしたが、併殺を焦ったのか捕球できず。記録は坂本のエラーとなった。

 背番号6は前夜17日の中日戦の6回にも一塁への悪送球で失策がついていた。これで今季は7失策目と20、21年に2年連続4失策だった名手が守備で苦しんでいる。

 右膝のケガから今月9日に復帰し、この日が出場35試合目。5試合に1失策のペースとなっている。

 バットでは3回に右前へ逆転の2点適時打を放つなどマルチ安打をマーク。本来の調子を取り戻しつつあるが、守備では19年の12失策以来となる2桁失策も現実味を帯びてきそうだ。