野手から投手転向が決まっている中日・根尾昂外野手(22)が17日、「外野手登録」のままで「投手登録」されなかった。

 立浪和義監督(52)は交流戦最終戦となった12日の日本ハム戦(札幌ドーム)の前に根尾と話し合いを持ち、今後は本格的に投手に転向することが決定。翌13日に報道陣の取材に指揮官は「根尾は次のカードから投手登録にします。本人も納得して『やってみたい』という話になった」と説明していた。

 根尾も「登録が投手になるという形で、今まで高校3年生までは(投手を)やっていたが、プロ野球ではまだ投手は1年目なんで、そこはゼロからのスタート。今までやってきたことが全くゼロになるわけではない。僕は僕なんで、しっかりやれることをやっていきたい」と話していた。

 しかし、17日のリーグ戦再開となる巨人戦(バンテリン)の前にNPBの公示で「投手登録」となる予定だったが、この日は変更なし。加藤宏幸球団代表は「運用上は問題ないが、今後細部を詰めて調整していく」とコメントした。