これ以上、離されるわけにはいかない――。首位ヤクルトと7ゲーム差となったセ2位・巨人が、ローテを再編する。
巨人は交流戦を8勝10敗の10位と負け越し。依然セ2位だがヤクルトの独走を許している。
17日の中日戦(バンテリンD)からレギュラーシーズンが再開。巻き返しを狙う桑田真澄投手チーフコーチ(54)は、「(菅野は)金曜日に合わせてくれていると思います。いいピッチングしてくれると信じてます」とキッパリ。熱発により9日の西武戦(ベルーナD)を回避したエースに初戦を託した。
菅野は登板前日の8日夜に38度の発熱があり、「特例2022」を適用し抹消。幸いPCR検査は陰性で、11日からジャイアンツ球場で練習を再開している。今季ここまで6勝4敗の菅野にとってバンテリンDは10勝1敗と好相性を誇っている。
さらに現在、巨人一軍にはメルセデス、シューメーカー、アンドリースと3人の外国人先発がいるが、桑田コーチは「外国人は2回登板して1回抹消というペースで組み込んでいかないと(ローテが)回らない状況。そのシステムを交流戦明けも動かしていきたい」と方針を明かした。
登録5人の外国人枠と休養を両立させるため、中日戦は初戦・菅野、2戦目・アンドリース、3戦目・シューメーカー。翌週のDeNA戦(21日~、東京D)は初戦・戸郷、2戦目・メルセデスがそれぞれ登板する予定だ。新ローテで巨人が再び浮上できるか。