ヤクルトが11日のソフトバンク戦(ペイペイ)に7―4で勝ち、2018年以来となる交流戦制覇を果たした。主砲・村上が5回に反撃ののろしを上げる18号2ラン、1点を追う6回には逆転の19号満塁弾を放つ6打点の大暴れ。打つべき人が決めた会心の勝利だった。

 ソフトバンクファンで埋まった敵地で、4年ぶりの交流戦Vを成し遂げた高津監督は「パ・リーグを意識して戦ってきた。全チームに勝ち越して優勝できたことがうれしい」と〝完全優勝〟に喜びもひとしおだった。近年、劣勢だったセ・リーグにあって、昨季「日本一」のツバメ軍団がまたも強さを証明した。