巨人・元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(50)が7日、今季2度目の登録抹消となった巨人の中田翔内野手(33)へ大きな宿題を課した。

 登録抹消から一夜明けたこの日、中田はジャイアンツ球場で9時ごろから二軍の全体練習に参加。午後から行われた二軍戦には出場せず、同じく抹消中の大城や香月と室内練習場に場所を移し、大竹コーチを打撃投手に特打を30分程行っていた。

 中田は一軍ではここまで41試合に出場して打率2割1分5厘、5本塁打、20打点と振るわず。5月28日の古巣・日本ハム戦(札幌ドーム)では途中出場ながら2打数2安打1本塁打3打点と気を吐いたが、その後は限られたチャンスをものにできず、今季2度目の二軍再調整が命じられた。

 この日行われた西武戦(ベルーナ)後、元木ヘッドコーチは「(再調整の理由は)調子が上がってこなかったからね。もう1回ファームで、という事。打ち込みというか、全部だよね」と、打撃面で低空飛行が続いたことから登録抹消を決めたことを告白。「(理由は)ケガではない。(再昇格のためには)結果を出さないとね」と再起を促した。

 持ちうる実績やポテンシャルをもってすれば、本来は二軍でくすぶってはいられない大砲。今一度自らのバッティングを見つめ直し、早期の一軍復帰が待たれるところだ。