中日は5日のソフトバンク戦(バンテリン)に7―3で勝利し、3カード連続勝ち越しに成功。借金を2まで減らし、3位・広島とは1ゲーム差まで縮めた。先発・柳が6回3失点で今季5勝目を挙げれば、打線は1点を追う初回に4連打で3点を奪って逆転すると、中盤、終盤も追加点を挙げてつながった。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――点の取り合いのゲームを勝ち切った

 立浪監督 はい。初回、失点したが、今日はすぐに3点取れたのが非常に大きかった。

 ――今日の得点はいずれも二死からだった

 立浪監督 チーム状態が良い時は二死からでも点が取れることがありますから、明日は試合がないんですけど、こういう流れを大事にしていきたい。

 ――柳に白星がついた

 立浪監督 何よりもまず、2試合ほど勝ちがつかなくて、前回も早い回で(降りて)調子が上がらなかったので、勝ちがつけばまたいい意味で余裕を持って次回の登板もやってくれるのでは。

 ――交流戦の優勝も見えてきた

 立浪監督 全然そんなこと考えてなかったんですけど、まず千葉に行ってのロッテの一戦目(7日)を、全力で取りにいけるようにやっていきます。

 ――初回にA・マルティネス、ビシエド、阿部を含めて良い走塁があったが、大西三塁コーチャーの判断もある

 立浪監督 いつも連打は少ないと思って極力回すようにはしています。

 ――あの走塁で流れをつくるきっかけに

 立浪監督 走塁というのはやっぱり勢い、チームにその試合でも流れをつくっていくこともあれば、一つの走塁ミスでアウトになって流れを変えることもある。非常にこれからも常に次の塁を狙う時に、それが暴走になることもあるかもしれないが、積極性というのは1年間続けてやっていきたい。

 ――相手のポイントゲッターの柳田をこの3試合で2安打0打点に投手陣が抑えた

 立浪監督 明らかに状態が悪かったですからね。むしろ助かったなというところがある。絶好調で来られていればそこそこ打たれているバッターだと思うし、本人の調子が自体が明らかに良くなかったと思うし、本当にこの3連戦は助かったなと思いますね。

 ――パ・リーグ首位のソフトバンクに勝ち越したのは、1勝以上の意味がある

 立浪監督 良い意味で自信にはしてもらいたいですけど、投手力も良いチームだし、クリーンアップもしっかりしていてバランスの良いチームですから、意味は1勝は1勝なんですけど。良い意味で自信を持ってやってもらいたい。

 ――巨人に勝つよりもうれしい?

 立浪監督 そんなことない、どこも一緒ですよ。しのいでしのいで毎試合やってますから、勝てばうれしいです。