巨人の原辰徳監督(63)が5日のロッテ戦(東京ドーム)で、3回途中3失点で降板した山崎伊織投手(23)に先発の責任の重さを説いた。

 2点の援護をもらった直後の2回、レアードに同点2ランを浴びると3回一死から2死球1四球で一死満塁としたところで交代。2番手・菊地が犠飛で1点を失い2回途中3失点で降板となった。

「先発の役割を果たせず悔しいです」と唇をかんだ山崎伊に原監督は、「やっぱり先発ピッチャーがね、こういう…。酷かもしれないけど、それが役割だからね。こういうゲーム結果になるというところですね。3回持たなかったのか」と期待するがゆえに厳しい言葉をかけた。

 右腕は2回の打席で一ゴロで全力疾走した際、交錯し転倒していた。指揮官は「転倒…ランナーのとき? 俺はそんなところでピッチャーを代えなきゃというのは未だかつてない…」と苦笑いだった。

 先発が早めに降板したことで中継ぎ陣も打ち込まれ今季ワーストの1試合5被弾となった。試合は4―10と大敗。「先発ピッチャーがね、なかなかゲームをつくれないとこういう…全員がリリーフがいいというゲームはなかなか難しいことでね」と原監督は中継ぎ陣を責めず。あくまでも先発の責任の重さを強調した。