中日・大野雄大投手(33)が3日のソフトバンク戦(バンテリン)で先発し、7回1失点の好投を見せたが、無情にも打線の援護がなく、今季5敗目(3勝)を喫した。

 状態は決して良くはなかった。7安打3四球と5回以外は再三、走者を背負う苦しい展開も粘りの投球を披露。しかし、4回に一死二、三塁から相手先発・千賀に左犠飛を許し、これが決勝点となってしまった。

 大野雄は「良い投手なのでロースコアになることは覚悟していた。1イニングでも長く投げようと、相手打線も調子が良いのでなんとか粘ろうと思ってマウンドに上がった。反省するところは反省し、次、また頑張ります」と気持ちを切り替えた。

 立浪監督は力投したエース左腕に対し「1点だから投手に何の責任もない。投手(千賀)に犠牲フライを打たれたのはもったいない気もするが、まあ、今日の大野はよくやってくれたかなと」と労った。