日本ハム・伊藤大海投手(24)が2日の広島戦(マツダ)で右足スネ付近に打球を直撃させ5回途中で降板した。

 日本ハムが先制した直後の3回一死二塁で相手3番・西川の打った打球が伊藤の右スネ付近を直撃した。転倒し顔をしかめた伊藤は治療のため一度ベンチへ下がり再びマウンドへ。この回、4回と無失点に抑えていたが、勝利投手の権利のかかった5回に異変が発生した。

 先頭の9番投手の九里を四球で歩かせると、続く1番・野間にもストレートの四球…。軸足である右足の踏ん張りが明らかに利かなくなってきた。

 これを見たベンチの武田投手コーチから指揮官に交代の進言が入り、新庄監督は球審に2番手・古川を告げた。

 マウンドでガックリうなだれた伊藤の健闘をたたえるように指揮官はベンチ前で伊藤を出迎えた。

 伊藤の投球内容は4回0/3、4安打、3四球、2失点だった。