日本ハムが2日の広島戦(マツダ)で重盗から先制点をもぎ取った。

 場面は0―0の3回二死一、三塁だった。

 打者・野村への初球に一走・清宮幸太郎が二塁へスタート。これを見て相手捕手・中村奨が二塁へ送球すると同時に、三走・今川は本塁へ突入した。

 おとり役の清宮は一、二塁間で突然ストップし挟殺プレーの末、アウトとなりチェンジ。してやったりの新庄剛志監督はベンチで大喜びだった。

 5月25日のヤクルト戦(神宮)では同じ一、三塁の状況で重盗を仕掛けたものの、三走・清宮のスタートが遅れ本塁憤死。新庄監督は「あんなミスをしていたら一生、上に上がれない」とオカンムリだったが、この日の清宮は無事おとり役を全うしていた。