日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)が〝失策〟で敵地を沸かせた。

 2日の広島戦前、新庄監督はマツダスタジアムの遊撃付近で稲田内野守備走塁コーチと確認作業をしながらチームの打撃練習を見守っていた。

 そこへ野手が打った平凡なショートゴロが転がってきた。ちょうど左手には外野用グラブをはめていた指揮官がゴールデングラブ賞10度受賞の華麗な守備を見せようと、打球の正面に入りグラブを差し出したところ、打球は無常にもグラブの下を通り抜け外野へ転々…。

 これに三塁側スタンドのファンがドッと沸き拍手が沸き起こった。まさかの凡ミスに片ひざをつきながら苦笑いをうかべるビッグボス。スタンドからは「もう一回!」などのリクエストも起きていた。

 それから数分後、転がって来た打球を捕球しファンの方へ歩み寄ってきた新庄監督は、そのボールをファイターズのユニホームを来た夫婦を指定し客席へ優しくトス。無事、捕球を確認すると親指を立てベンチへと引きあげて行った。