広島のドリュー・アンダーソン投手（２８）が２９日のソフトバンク戦（ペイペイ）に先発し４回を投げて８安打６失点と炎上した。アンダーソンは来日最短でのＫＯで、失点も来日後ワースト。４試合目の先発で初黒星を喫した。

　前日２８日までの〝投壊〟の流れを止めることはできなかった。初回先頭・三森に四球を与えるなど二死二塁とされ、グラシアルの適時打で先制点を献上。３回二死でも牧原大に３号ソロを被弾した。

　さらに４回だ。先頭・中村晃の安打などで一死二塁のピンチを招き、柳町に適時打三塁打で３失点目。なおも一死三塁で周東にセーフティスクイズを決められ、４点目を失った。何とか二死まで持ち込むも、三森に６号２ランを浴びて万事休す。

「毎回、登板する時には勝つための投球をしようとして準備している」というアンダーソン。「状態は悪くなかったが、本当に甘い球、失投を相手打線が見逃さなかった」と振り返り、次戦に向け「しっかりと準備して向かうだけ」と語った。