巨人・原辰徳監督（６３）が失速気味の吉川尚輝内野手（２７）に〝原節〟でエールを送った。チームは２９日の日本ハム戦（札幌ドーム）に２―７で敗れ、カード負け越し。交流戦成績は３勝３敗の五分となった。

　原監督はこの日「３番・二塁」で出場して併殺打を含む３打数無安打だった吉川について「せっかく『吉川城』というものを築いてね、それをしっかりとね、まだまだ構築、あるいはきれいに築城していかないといけないですよね」とキッパリ。戦国武将好きな指揮官らしく、吉川を城に例えて激励した。

　一時はセ首位打者だった吉川は、ここ６試合で２３打数３安打。打率３割１分４厘まで低下した。原監督は「まあ、守るものはないよね、まだ」と吉川に奮起を促していた。