中日は28日のオリックス戦(京セラ)で日本を代表するエース、相手先発・山本由伸に土をつけ、4ー1で今季4度目の3連勝を飾った。プロ5年目で初先発した鈴木が5回4安打無失点と試合をつくれば、打線は2番・三ツ俣が決勝打を放ち、プロ12年目にしてヒーローとなった。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――三ツ俣が8回に決勝打

 立浪監督 何とか粘りながら最後、カーブを仕留めたんですけど、ラッキーやったですね。

 ――前日27日に燃料切れから復活したと言っていたが、今日も燃料が入っていた

 立浪監督 明日までは大丈夫でしょう(笑い)。

 ――150キロ以上の直球の直後、30キロ以上も遅いボールを仕留められたのは技術的な部分か

 立浪監督 真っすぐに遅れていたから、ちょうど(タイミングが)合ったんじゃないですか(笑い)。それは冗談ですけどね。

 ――5番手・山本が8回にピンチの際、マウンドへ行ってどんな言葉を

 立浪監督 「同点までいいから開き直って行け!」と。外野フライでも1点だし、同点までは覚悟したけど、いい意味で開き直ってくれるかなということで言った。

 ――まさにその通りに後続を抑えた

 立浪監督 ラッキーでしたね。

 ――3回は岡林、大島の連打で先制

 立浪監督 チャンスはそうない。(山本由伸は)実際に見て素晴らしい投手ですし、何とか1点と思ったけど、意外と早い回に1点が取れたんで、今度はどうやってその1点を守り切ろうかと思ったけど、追いつかれてしまったので。ただ、8回に、また、よくつないで四球を絡めながら。当然、向こうも100球を超えてちょっと疲れが出る。コントロールが定まらなくなってきた中で、こういう粘りをチームの力にどんどんしていってもらいたい。

 ――山本由伸に土をつけたのは大きい

 立浪監督 今日誰もが『山本、鈴木』(の投げ合い)ということでかなりオリックス有利と思われていたと思うんですけど、何とかどんな形でも勝ちたいなと自分は思っていたので、それが現実になって非常にうれしいですね。

 ーー乗っていけそうな勝利か

 立浪監督 乗っていかないといけないですね。明日、柳が投げますし。ただ、もうちょっと点を取らないと厳しい試合になるんで。前回、柳に点を取ってやれなかったんで、明日はまたいろいろ策を考えながら、いい投手(宮城)ですからやっていきます。

 ーー石川昂の状態は

 立浪監督 ちょっとなんか朝見たら腫れがあるんで。一応、検査に行かせた。今日は出す予定はなかったというところです。

 ーー検査結果は

 立浪監督 名古屋でもう一回、しっかりと調べようということで。明日も試合に出ないです。

 ーー抹消する予定は

立浪監督 検査の結果次第ですけどね。そんな感じです。