日本ハムの新二刀流・上原健太投手(28)が25日のヤクルト戦(神宮)に「8番・投手」でスタメン出場。投げては5回途中まで散発3安打無失点投球、打っても5回先頭の第2打席で左中間二塁打を放ち追加点の起点となった。

 投手としては、最速150キロのストレートを見せ球にスライダー、カーブなど変化球主体の投球でヤクルト打線に的を絞らせなかった。

 勝利投手の権利のかかる5回に連続四球を与え、長岡の一ゴロの際に一塁ベースカバーに入ったところで、足元を痛め大事を取って吉田輝に交代となった。投手・上原は4回1/3、63球を投げ3安打無失点だった。

 その上原に味方打線は初回、1番・松本が今季1号となる先頭打者弾で先制。4回には万波が左犠飛で1打点を挙げ2点の援護を与えた。

 そして、上原は打者としても自らを援護した。5回先頭の第2打席でヤクルト先発・スアレスのカーブをうまく逆方向へコンタクトし、プロ2安打目となる左中間二塁打とした。

 その後、一死一、三塁となり三走となった上原は松本の中犠飛で本塁生還。打者としては2打数1安打1得点だった。