中日は24日の西武戦(バンテリン)に5―8で敗れ、いずれも今季ワーストとなる6連敗、借金5となった。先発の小笠原が4回途中8安打6失点KOの大誤算で、打線は鵜飼の4号ソロを含む8安打5得点ながらも、投打の歯車が噛み合わなかった。

 以下は立浪和義監督(52)との主な一問一答。

 ――小笠原の投球は

 立浪監督 油断ではないでしょうけど、2番打者(滝沢)に2ストライクから(左前打)あれはもったいなかった。それまで合っていなかったので。ナメてかかったわけではないんでしょうけど、細心の注意を払わないと。山川という良いクリーンアップがいるわけだし。あとは結果的に8点取られたけど、怖がっていては、こうなるということなので。投手の方は明日から逃げずに攻めていかないと。もうちょっと点を抑えていかないと、そんな点を取れるものではないので。

 ――先発が序盤に崩れる展開が多い

 立浪監督 誰か断ち切っていってくれないと。柳が一回抑えてくれたんですけどね。

 ――復帰した鵜飼に一発 

 立浪監督 なかなかここの球場であそこに放り込める選手は少ないと思うので。まだまだ粗さはありますけど、前から言っているが、初球を見られたらチャンスが広がるわけで。振りにいった中で見極めができていけるように。これは試合の中で配球も含めてやっていかないといけないのかなと思う。

 ――A・マルティネスがベンチスタートで鵜飼をスタメン起用

 立浪監督 アリエルもホームランが出てから、広島で大振りが目立ったので。長打力というところでは、アリエルより鵜飼の方がある。これからの選手ですけど、期待も込めて使っています。

 ――遊撃の高橋周平が失策

 立浪監督 もちろん慣れていないポジションであれなんですけど、もう少し…。打つ方が良くなってくれば、また動きも変わってくると思うので。フリー打撃では良い感じで打て出したんですけど、試合で結果が欲しいのか、ちょっと当てに行くような感じにはまだまだ映りますね。

 ――その辺が悪循環になっている

 立浪監督 何年か前にしか守ったことのないポジションなので、それをあえてやらしているので、もう少し我慢して見てみたい。

 ――4回に代打・根尾の後、遊撃に入れるという選択肢は

 立浪監督 あそこはまだ代えられる選手がいなかった。代打で良いヒットは打ってくれましたけどね。

 ――1番・岡林、2番・鵜飼、3番・大島の並びはこのまま続ける

 立浪監督 大島がまだ万全の状態では走れないので、今日は3番に入れたが、またそこも考えていきます。

 ――PL学園の恩師・中村順司氏が始球式に登板

 立浪監督 たくさん話をさせてもらって、76歳でまだまだお若いなと。元気な姿を見せてもらったので、また頑張らないといけないなという気持ちでいます。