20日のソフトバンク―ロッテ戦(ペイペイ)で珍しいシーンがあった。9回、7点差を追うソフトバンクの攻撃。無死一塁から今宮の代打・デスパイネが右腕・八木の148キロ真っすぐを右翼ポール際へ打ち込んだ。

 ファウルのようにも見えたが、一塁塁審のファウルかフェアかのジャッジが曖昧だったため、デスパイネは笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周。その間にマウンド付近に集まった審判団は「ファウル」と判定し、リプレー検証も行われなかった。

 肩で息をしながら打ち直しとなったデスパイネは、次の149キロ真っすぐを見逃して三振に倒れた。